和三盆って言葉の響き好き

ここは東京砂漠

退職の翁

ついについに三年間勤めた仕事を退職いたしまして、今や自由の身となりました。とは言いつつも次の仕事は何しようかと頭を悩ませているところ。

大学ではなく3年制の専門を卒業して周りの大半よりは1年早くシャバに出て、1mmも思っていない謝意と感謝を述べ続けていくと1年目の後半くらいにはもう早々に私のアイデンティティが死にました。

まあ命と隣り合わせの現場なんて言うけど、毎日毎日大変かと言うと、そこまでの緊張感もなく年々業務的になっていき、どうすれば早く帰られるかとか、どうすればお局の機嫌を害さずに1日を終えられるか、とか看護とは無縁の脳に生まれ変わって、やりがいというやりがいも見失いつつありました。

悪いことばっかりじゃないよ。たまに急変の現場に立ち会えば仕事頑張ろうと気を引き締めるきっかけになったし、ありがとうと言われればチョロいもので、私ってすごいと自己肯定感も高まりお金も余裕があり、3年間真っ当に過ごせていた。

いざ退職!となると終わり際に感じる職場の当たり前の優しさが沁みて、最終日あたりは老婆のようにシクシク泣いてしました。えお前が勝手に辞めるって言ったのに泣いてるとかどういうこと?って私なら陰で嘲笑っちゃうのに、一緒に泣いてくれる人もいて、優しい職場だったなあと染み染み。

 

まあ一旦退職の話はここまでで。

 

まじで今後何しようね、離職届持って失業手当貰いにいくとかさ、事務的な手続きも控えててその前に就職するのももったいないのかなとか色々考えてるつもり。

やっぱり私はずっと言ってるけど、環境の変化が嫌いなんだよというか苦手。変化を嫌うというより、自分含め皆の見えなかった新しい顔が不気味と思う感覚。いつものあいつが新しい顔してる!って思う感じがね、なんか小っ恥ずかしいよね。

だから春は気候だけ穏やかにして、人間の環境を最悪にしてる創造神がバランスをとるために手を加えた丁寧な配慮だと思ってる。日本人だけか。

でも最近桜が咲き始める頃に連年雨続きで、花見もじめっとした地面に無理やりブルーシート敷いて散りきった桜見てるイメージ。もったいない。

そんなことはどうでもいい、失業手当だ。

 

今は田舎に越して悠々と過ごしています。いつかリンゴ農家になりたいなあ。